2005/11/27

イングリッシュデバイド

ほにゃららデバイド、というとまあ「デジタルデバイド」が有名だ。


「IT技術を使いこなせる人と使いこなせない人の間に発生する、情報の量や質、待遇や機会、貧富などの格差」のことであるが、昨今私個人において逼迫している「デバイド物件」は、英語である。

まあ、今まで目をつぶっていただけでコレまでの人生のさまざまなポイントにおいて「英語が出来ないばっかりに取得できなかった情報、享受できなかった楽しみ」などが多々あるのであるが、どうもそういうシチュエーションが増えつつあるのである。


そもそもデジタルデバイドについては「IT技術が使いこなせない」という中に「お金が無い為にそもそもIT技術を教授する為の機器が買えず、それゆえにさらに格差が広がっていく」とか「何らかの肉体的な障害を持っているために、IT技術が取得するのに困難な状況があり、それゆえに格差が広がっている」とか、社会的事情というものがはらまれている。故に問題視され、解決されることが社会的に、いや世界的に望まれている。世の中を便利にする技術が、一方で世の中の不幸を深めているのだとしたら、それは大問題だからだ。


とはいえデジタルデバイドは私にとってあまり関心ごとではない。少なくとも今現在は、その恩恵を享受できない環境に無いからだ。そう、困っていない。そして困っているのは英語である。

ことネットの世界に足を突っ込んでいると、どうしたって海外の早い動きをつかむ必要があるのだが、英語が苦手なばっかりについつい蔑ろにしてしまい、置いていかれがちなのである。親切な日本人が、翻訳してどこかに載せてくれるまで、私はそういった情報を摂取することが出来ない。 今のところかろうじて、待遇や貧富にまでその影響は及んでいないわけであるが、いずれそうも言っていられないかもしれないと思う今日この頃である。




というわけで、意味も無くイングリッシュデバイドと名前を付けてみた






略してED <それは違う。






しかしこの私が問題にしている「ED」に関しては、少なくとも日本においては誰も彼もが中学のときから必修科目で勉強しているのが現実であり、デバイドも何も機会は均等に日本国民に与えられているのである。

そして結局、日本において英語教育がある程度均等に行われている以上、チャンスを生かさずに今のデバイド状態を生み出したのは私自身の責任においてなのであり、社会問題になることも無く、イングリッシュデバイドがマスコミに取り上げられることも無く、ましてやEDと略されることも無く、さびしく私の中でのみ消えていく言葉なのであろう.................。





で、何でこんなことを突然書いているかというと、最近のソニーの広告にある 「like no other」という世界共通スローガン(?)の訳し方にいまいち確信が持てずに、挙句辞書を引くという体たらくな自分がいるからである。

何をいつごろ教わったのかは忘れたが、コレって中学英語だったような気がする。ついでに言うと、辞書を引いてもいまいち確信が持てないのであるが........。「唯一無二」とかいう意味でいいのだろうか?


大きな企業が、英語のスローガンを掲げるのを見たときに「これ、まあコレぐらいの英語ならみんなわかるんじゃないかっていう議論の果てにコレになったんだよなあきっと..............それすらわからない自分って一体」と思いつつ、わからない、或いは確信の持てない自分に涙が出そうになる。




ああ、標準以下の英語力。

というか、イングリッシュデバイドという造語を作っている時点で駄目駄目な感じを積み上げている以外のなにものでもないのだけれどね.........。

2005/11/26

その記号性に何を見るか

「それは一体何に見えるのか」


ロールシャッハテストにおいては、その発言が心理的な側面を表すとして回答により色々と診断されるわけであるが、果たして「明らかに明確なもの」を別のものに見てしまった場合も、診断方法があるのであろうか。




とある仕事で、「扉」という意味を含む制作プロダクションさんと同席になり、名刺を貰った。制作プロダクションらしい、イラストが配置されている名刺だった。

一瞬、そのイラストに「なぜこのイラストがこの会社の名刺にあるのか」と疑問を持った私だったが、打ち合わせに突入してしまったのもあり、そのまま忘れていた。忘れたまま打合せは延々と過ぎる。数時間が経過した頃、そして既に深夜に突入している時間帯、打合せの方向性がようやく見え始める。

ついにその日の打ち合わせは終焉を迎え、片付けつつ名刺を手帳に挟もうとしてふと再度目を通し、そして会社名とイラストを見比べてようやく私はイラストの意味に気付く。




「あ、この名刺のイラスト、鍵穴なんですね。そっか、扉だから。」
「そうですね、鍵穴です」





ここで、会話を終わらせておけばよかったのだ。
しかし私は言葉を継いでしまった。



「なんで名刺に前方後円墳があるんだろうって不思議だったんですよ」



.........場の一同が沈黙したことは言うまでもない。
※教訓:疲れに任せて思ったことを口に出してはいけません