勤務先ビルの地下にあるセブンイレブンは、本当にセブン-イレブン(朝7時~夜11時)で営業している清々しさを持ち、商品は常に補充され充実の棚を誇り、店員のオペレーションクオリティが素晴らしい(宅急便や支払いの伝票の処理の時に特に実感できる)ことで大変好ましいのだが、「1時間あたりの坪単価売上が全国でもトップクラスらしい」とか何とかいう風のうわさを最近耳にした。
まあ、弊社が田町にあった頃も「1Fのタリーズは坪単価売上が日本1」「地下のピーコックのお惣菜売上は日本1」「ビルの正面道路渡ったとこのローソンは深夜2時以降の売上が日本1」とかいう伝説(本当かどうかは知らない)も聞こえてきていた。そこから類推するに、基本的に弊社付近にある店舗は、コミュ障気味で一人飯がちな弊社社員達(私も含む)にハイエナの如く陳列商品を食い尽くされる運命にあるのかもしれない。とまあそんなわけで、セブンイレブンにまつわる噂もあながち嘘八百というわけではないのだろう。
そんな地下のセブンイレブンが、写真のような掲示を最近行っている。
まあ「セブンイレブンのコーヒー飲み過ぎだろこのビル住人」という突っ込みはさておき、とりあえずこのセブンイレブンが繁盛していることが確認できる内容だ。しかしそれにしてもこれは一体誰にむけたメッセージなのか、この掲示の意図は那辺にありや?……と引っかかって仕方がない。
客に対してか?「4台になって便利!」ということか?
いやしかし3台のセブンカフェ前に大行列とか、台数が少すぎてしょっちゅうコーヒーが切れるという場面にはあまり遭遇したことがなく、台数が少ないことに不満を持っている人がそんなに発生していたようには思いづらく、どうも素直には納得しがたい。
そうなると「セブンイレブン他店舗」に対する勝利宣言なのか?という気もしてくる。視察か何だかわからないけど、とにかく通りがかりのセブンイレブン関係者に対して「やったどー!(ドヤ」という喜びを見せつけるためのものだろうか。4台目導入は実はセブンイレブン界ではものすごいステイタスなのだろうか。男子フィギュアにおける4回転ジャンプ的な「今これを飛べない奴は優勝争いに絡めない」ステイタスと同様「今時セブンカフェ4台置いてない店舗は優秀店舗争いに加われぬ」みたいなことだろうか。つまり東京は鳥取県を除く各府県の争いから地味に脱落している中、ようやく加われたという宣言なのか。
もしくは近隣の強豪店舗への宣言だろうか。同じビル内のスターバックス、illyコーヒー、目の前のエクセルシオール、タリーズに対して「コーヒー飲用客、ぶっちゃけお前らのところから俺ら引き剥がしてるから!4台入れても余裕でまわるぐらいの売上誇ってるから!(ドヤ」的な勝利宣言か。
わからぬ。
何の宣言なのだ。
あるいは分かる人にだけ分かる暗号通信か。
悔しいぞ、私には読み取れないけれど。
まあいい、仮に強豪コーヒー店への勝利宣言だか宣戦布告だかとにかくそれ的な宣言、ということにしておこう。仮にそう設定したとして、最後に一つだけ、これをクリアしてくれればもう完璧なのにということをしたためておきたい。
それは「小柄で萌え声で笑顔が可愛らしい癒し系店員」の存在である。それだけは申し訳ないが同じビル内のスタバに負けている。伏し目がちのメガネ男子店員とか、元気な気の良いおばちゃん店員とか、俊敏なデブ店員とか、安定の枯れたおじさん店員とか、既に条件は揃っているのだ。是非、是非頼む。
以上、届ける気がないエールでした。